冷暖房の計画
■計画にあたって
コチラのお宅は、ちょうど20年前に
弊社で増改築させていただいたお宅でした。
当時、
まだ珍しかった樹脂枠のペアガラスサッシを使い、
断熱材をある程度しっかり入れていたため、
断熱塗装だけでも温熱環境がかなり良くなると判断しました。
■冷暖房の検討
温水床暖房が入っていましたが、
・毎年のメンテナンス費(約2万円)
・10年弱での熱源給湯器の取替費が高額(約30万円)
・配管の耐久性も、あと10年ほどで限界か
以上の理由から床暖房は撤去し、
エアコンとパネルヒーターをつないだ
「エコウィン・ハイブリッド」を導入。
パネル自体は動力がなく、
エアコンからの冷媒で夏も冬も使え、
効率が良いため光熱費も抑えられる優れもの。
輻射熱による冷暖房は
体に優しくとても快適です。
外気温0度程度でも、このパネル一枚で
エアコンの設定温度23度、
弱運転で室温21~22度ほどを確保し、
足元も暖か。
リビング・ダイニングと隣のキッチンまでの
計23畳ほどを暖房できています。
唯一の欠点は、見た目の存在感が少し強いこと。
(そんなことも検討しているのです)
それ以外を除けば、
プラン・素材・設備の工夫と組み合わせで、
とても居心地の良い団らん空間ができたと
自負しています。
次回は素材のお話しです。