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木質系断熱材も良い

2015ドイツ断熱モデル断面

STEICOをご存じでしょうか

シュタイコと読みます

 

ドイツの木質系断熱材の名前で
日本ではイケダコーポレーション
取り扱っています

 

最初のタイトル画像は
2015年に行きましたドイツでの
屋根・壁・床の断面モデルで

中に木質系断熱材が
30センチほどの厚さで入っています

 

こちらはセルロースファイバー断熱材

セルロースファイバー

以前のブログで
セルロースファイバーの
蓄熱性能
について書きました

 

素材として
セルロースファイバーは古紙再生品で
エコロジーですが
木質系断熱材は より自然な素材で

エコロジーな材料で住宅建築をお考えの方に
特におススメします

 

木質系断熱材も
セルロースファイバー以上の蓄熱性能があり
外気の温度変化に対して
室内はあまり影響を受けません

 

詳しくは
イケダコーポレーションHPにありますが
抜粋させていただきました

STEICO シュタイコ 木質系断熱材

このグラフ部分をご覧ください

STEICO シュタイコ 木質系断熱材

日中の外気温が上がっても
木質系断熱材(シュタイコ)は
少しずつしか蓄熱しないので
室内の温度は夜中に少し上がって
翌日の朝から午前中に冷めています

STEICO シュタイコ 木質系断熱材

さらにコチラの性能表では

STEICO シュタイコ 木質系断熱材

木質系断熱材の暑さ寒さに対する
比較がされていて
いずれの季節にも有効と分かります

青く囲まれた熱伝導率=熱の伝わりやすさ
を見ますと
セルロースファイバーも木質系断熱材も
性能はほとんど変わりません

つまり断熱性能も まずまず良い
ということが分かります

 

赤い囲み部分は最初に書きました
蓄熱性能を表します

表では暑さに効く、と書かれていますが
冬にも効果を発揮し、室内を快適に保ちます

 

双方 唯一の欠点は
ネオマフォームやFPパネルと比較して
厚みに対して性能値が低いので
厚く使う必要がある点です

 

どの程度の厚みにするかは
建物のプランによることと
性能計算で算出しますが
少なくとも壁で250mmほど必要になります

セルロースファイバー

女池のまちなか山荘で壁の断熱材を

セルロースファイバー 120mm
+ネオマフォーム 60mm付加断熱

としたのは
不必要に壁を厚くしたくなかったため
ネオマフォームを使いました

ネオマフォーム60mmは
セルロースファイバー120mmと
ほぼ同じ性能だからです