昨日は
勉強会のお仲間の長岡市・大恭建興さんで
かなりディープなセミナーでした
写真は大恭建興さんの素敵な事務所です
電磁波測定士でもある
エヌスケッチの井口さんによる
住宅内の電磁波について
現状と対策についてお聞きして
長年モヤモヤしていた疑問が晴れました
*****
「電磁波が体に良くない」ということは
2000年を過ぎたころから耳にするようになりました
現在は電磁波の計測機器が手に入りやすくなったこともあり
数値で見える化できるようになりましたが
体への影響は測れません
目に見えるほど体に影響が出る人は少なく
何も影響が出ない人がほとんどのため
大きな問題になっていないのが実情でしょう
それでも健康な人であっても
「避けた方が良い」とのアドバイスでした
今後は対策を勉強して
設計に取り入れていきたいと思います
*****
これまで住宅でいろいろな問題が起こるごとに
義務化されたり基準が制定されてきました
・シックハウス症候群
建材からの揮発性物質の発散低減と
空気の入れ替え=24時間換気義務化(2003年)
(気密の基準がないのが残念・・)
弊社:30年ほど前(1993年)から24時間換気を標準
・阪神淡路大震災以降の大震災
耐震基準の制定で
2025年には平屋で200㎡を超える住宅も
簡易的な壁量計算の提出が義務化される
(2階建ては200㎡以下でも提出義務化)
弊社:許容応力度計算で耐震等級3を標準
・2022年からのエネルギーショック
断熱基準の見直しで、より省エネな住宅が求められ
2025年から省エネ基準の適合義務化
弊社:最低HEAT20のG2基準をクリアし
できるだけG3に寄せる
*****
以上のように基準が整備されたことで
誰もが無関係でいられなくなりました
次は電磁波
海外ではすでに電磁波の基準があり
国によっては かなり厳しいものも
すべては 住まい手の安全と健康のため
快適で安全な住まいへの道は
まだまだクリアすべきことが
たくさんあります