北欧デザインについて
まとめられた本が手元に3冊。
それぞれ、
・家具と建築
・プロダクト
・テキスタイルとグラフィック
とカテゴリに分けられて
見ているだけで愉しいです。
実は著者・渡部千春さんは
同業の友人の妹さんなのですが
手に入れた当初、そうとは知らず
とても驚きました。
好きなページは たくさんありますが
今回はポール・ケアホルム自邸を
取り上げます。
この家は奥さんで建築家の
ハンナ・ケアホルムが設計、
内装を家具デザイナーの
ポール・ケアホルムが手がけていて、
雑誌でも幾度となく目にしますが
とてもスッキリとしたデザインに
毎回 惚れ惚れします。
現在の日本にあったとしても
モダンで通用するデザイン。
細かいところを見れば、
ハンナ・ケアホルムの後ろに写る
書棚の棚板の厚さが
信じられないほど薄く
(10mmくらい?)
そのおかげで、とても美しい
書斎にまとまっています。
そういえば、
海辺の少し高台に建つこの家が、
自宅を設計する際に参考にならないかと
プランを敷地に当てはめてみましたが、
ロケーションの違いで
しっくりこなかったのを思い出しました。
やはり敷地条件を無視しては
どんなに建物が良くても
生活が成り立たちません。
もし、
プランに悩まれている方
プランに納得いかない方は、
今一度 敷地に立ち
「一番眺めの良いところはどこか」
「毎日どこを見て暮らしたいか」
に目を向けてみると良いでしょう。
可能なら椅子を持っていき
眺めの良い場所を探して
しばらく座ってみるのもいいです。
私自身、
それに気づいてからは
プランの取っ掛かりが
掴みやすくなりました。
どうぞ参考にしてみてください。
それでも悩んだら、ご相談くださいね。
じゅん