「あなたは いつも建築している」
と言われたら
(そんなことない)
と思われるでしょうか。
たとえば、
電車の座席に座るとき
どの座席を選びますか?
窓側か、通路側か。
座ったら何をしますか?
窓側なら景色を見る。
本や雑誌を読む、
あるいは
寝るだけだから
通路側でも構わない。
いずれの場合も
目的にあった座席を選び、
快適な角度にシートを調整したり、
暑く・寒くないよう
衣服を脱いだり着たり。
自宅でも同様に
快適になるような動作を
していることでしょう。
実は
この動作すべてが
「建築」
なのです。
建物を作ったり
リフォームすることだけが
「建築」ではなく、
快適に過ごせるような
「工夫」こそが
「建築行為」です。
これは以前
美術評論家の柏木博さんが
NHKの視点・論点で
語られていた内容です。
聞いていて
なるほど!と膝を打ったのを
よく覚えています。
我が家の子どもたちといえば、
毛布を引っ張り出し
クッションを並べて寝てみたり、
あるいは箱や棚を並べ替えて
囲い(部屋)を作ったり。
見ていて
子どもながらに建築しているな~
と感心します。
椅子にミニギャッベを敷くと
座り心地が良くなる。
これも建築。
私自身、
毎日の仕事が
みなさんの「建築」を
より良くするために
視覚化したり
実現すること
だと思っています。
あなたも毎日
「建築している」
と意識して
暮らしを楽しみましょう!
じゅん