土門拳といえば、
川端康成のポートレートや仏像の写真が思い浮かびます。
土門拳記念館へのアプローチ。
その写真が展示された美術館が酒田市にあり、
今回の緊急ツアーはまたとない機会でした。
水辺を親しめるランドスケープは、
憩いの場として人の利用が多く、
記念館も身近に感じられます。
裏山の緑を超えない高さがいいですね。
中央のゲート状になっているところは橋になっていて、
記念館〜池と一周できます。
橋下の窓の横幅がグラデーションになっているのがニクいです。
そして、あの窓辺にはイサム・ノグチの作品が並んでいました。
玄関前、階段を上がると先ほど見えた橋。
橋の上は通路で、また池へと繋がっています。
玄関に戻って、入り口ドア。
ドアのテイストはアアルトのよう。
玄関ホールに入ると、
亀倉雄策によるカッコいい銘板がお出迎え。
壁はコンクリートを小叩きして仕上げた、
静かな存在感。
内部は撮影禁止なので、最後はトイレ。
(トイレ好きなので)
抑えめの天井高で落ち着きます。
玄関前の壁に開けられた穴からは
池の水辺で戯れる人たちが見え、
閉塞感をなくしていました。
住宅街から少し距離がありますが、
気晴らしに遊びに行き、
余計な遊具もなく楽しめるよう配慮されていて、
素敵な場所でした。
加茂水族館に続きます。