の続きです。
2005年に行った
江戸東京たてもの園に移築保存されている
前川國男自邸(1942年)。
(写真はすべて2005年撮影)
外から見ると大きな三角屋根なのに
中からは三角屋根を忘れるほど
コルビュジエの影響を感じさせる
四角い空間。
戦時中の面積的な建築規制の中で
よくぞ、あれだけの空間を確保したなぁ
と驚きました。
階段も軽快。
足元を浮かせているのがポイント。
2階の天井は低いので、
吹き抜けが抜けすぎず、
落ち着いています。
2階ベッドルーム。
背丈+αくらいの高さ。
手すりの親柱の頭は、掴みやすく。
テレビや暖房機など、当時のまま。
玄関アプローチは、曲がって入るクランク式。
沖縄のヒンプンのようにも見えます。
玄関前、アプローチと庭を隔てる大谷石の塀。
あの穴が、閉塞感をなくしています。
右が柱、その外に障子、ガラス戸が走る。
見どころがたくさんで、紹介しきれません。
また機会を見て行ってみたいですね。
新しい発見がきっとあるはずです。