便器の詰まりが増えている
以前、便器を新しく替えたばかりお客さんから、便器がすぐ詰まってしまった という連絡を頂きました。
使い方は 今までとまったく同じ。
ラバーカップ(通称スッポンとかパッコンとか呼ばれているアレです)でも改善せず。
こういう場合 山川建築事務所では、詰まり直し専門の業者さんにお願いしています。
調べともらうと、詰まっていたのは 便器の先の配管の中。
流せるタイプの お掃除シートが 、何枚も団子になって詰まっていました。
業者さんによると、ここ数年 こういった便器の詰まりが とても増えているそうです。
詰まりの原因
・便器の節水化
従来の便器では、一回の洗浄に使う水の量は、大の場合13リットル。
それが最新の節水型便器に替わると4~5リットルに。
節水型は、少ない水で流れるような 工夫がされています。
しかし 便器から汚物やトイレットペーパーを押し出せても、途中の配管で 止まりやすくなっているようです。
うちも、以前住んでいたアパートの古い便器では一度も詰まらなかったのに、新築してから2回 詰まらせていました。
(夜、ホームセンターへ ラバーカップを買いに走ることに。笑)
・トイレに流すものが増えてきた
お掃除シート、おしりふき、ウェットティッシュ、掃除ブラシ・・・いずれもトイレに流せると書いてあるもの。
そういえば私も当時、赤ちゃん用の流せるおしりふきを流していました。
今回のお客さんも、お掃除シートを一緒に流していたそうです。
この二つが合わさって、節水タイプの便器での詰まりが 急増しているようです。
対策は
水洗トイレメーカーでは、トイレに流してよいものを「汚物とトイレットペーパー」に限定しています。
でも商品に「トイレに流せる○○」って書いてあれば、大丈夫と思ってしまいますよね。
ところが実際は、NG。知りませんでした。
汚物も、いつもより大きいと思ったら まず先に汚物だけ流して、後からペーパーを流すなど、
状況に応じて工夫したほうが良さそうですね。