こんにちは、山川まさよです。
ここでは 山川建築事務所のつくる『まちなか山荘』での、
なに気ない 日々の暮らしの様子を 綴っています。
木の器、カトラリー
昔から、木の手触りや風合いが好きで、
キッチン用品を買い替えるとき 少しずつ 木の素材を選ぶようにしてきました。
最初に買ったのは、茶さじ。
たまたまお店で 小さな小さな木のスプーンを見つけ、
毎朝飲む 番茶の茶葉を これですくったら、
楽しくなるかも と思ったのが始まりです。
次に買ったのは、バターナイフ。
トーストにバターを塗って、ナイフをお皿に置いた時に出る
ガチャンという音が 苦手でした。
子供の場合、お皿が割れるのでは というくらいハデな音も出すので、
何とかしたいと思っていました。
木のバターナイフは、金属と違い冬でも冷さがなく、手の中にしっくり馴染み、
バターを滑らかに削って、お皿に置くと コトリ と優しい音がします。
また、木と油は相性がよく、
バターが持ち手についても ヌルヌルしないのも うれしい特徴です。
たった一本のことですが、ストレスが無くなっただけでなく、
豊かな気持ちで 朝食をいただけるようになりました。
長年使ったコーヒーサーバーを主人が割ってくれたおかげで、念願のKONO式サーバーを手に入れることに。
こんな風に、どんどん木の道具に魅了されて、
少しずつですが ここまで増えてきました。
うちにあるものは、安価な機械削りのものから、作家さんの手削りまで さまざま。
他に、お客さんが手づくりした箸置き、
お友達や主人の 海外土産の レードルやターナーもあります。
以前は 個性的なデザインのモノもありましたが、
使い勝手やお手入れのしやすさを重視して、
結局 飽きの来ない すっきりした形のものが残りました。
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木の道具との 上手な付き合い方
木の道具は 痛んだりお手入れが必要だったり、
気を使いたくない方も多いと思いますが、
実はとても簡単なのです。
*過去の参考記事→木のテーブルのお手入れ
ですが、いきなりお皿やカトラリーをそろえるのは 勇気がいる。
そんな方にお勧めなのが、茶さじ、コーヒーメジャー、そしてバターナイフです。
人数分そろえなくても 一本から始められますし、
茶さじとコーヒーメジャーは洗う必要がないので
我が家では一度もお手入れをしていません。
バターナイフは、バターの油分が補給されるので、
傷みにくくメンテナンスも少ないため 気軽に扱えます。
なにより 使い心地が抜群に良いので、特におすすめです。
コーヒーメジャーはコーヒーの色と油分がしみ込み、使い込むほどに艶が出て 良い風合いになります。
せっかくの木の道具でも、
ストレスを感じてしまっては残念なこと。
気軽に使えるところから始めて、
ぜひ使い心地の良さを実感していただけたらと思います。
番外編
靴ベラ
プラスチック製の靴ベラはよく見かけますが、
木の家には やはり木の道具がしっくりきますね。